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手紙(★★★.5☆☆)星3.5 -あらすじ- 両親をなくし、兄弟二人だけで生きてきた剛志(玉山鉄二)と直貴(山田孝之)の兄弟。 弟を大学に入れてやりたいという一心から懸命に働いていた兄、剛志は腰を痛めてしまい 思うように働けなくなったある日、金を盗もうとし、さらにそのはずみで人を殺してしまい 強盗殺人犯として服役することに。 大学進学もあきらめ、工場で働く弟・直貴の夢は幼なじみの祐輔(尾上寛之)とお笑いでプロに なることだったが、毎月刑務所から届く兄の手紙が彼を現実に引き戻す。 進学・恋人・就職…普通の人ならあたりまえのように手に入れていく人生の 幸福すべてが「強盗殺人犯の弟」というレッテルによって奪われていく。 剛志から毎月直貴のもとへ獄中から送られてくる手紙にやがて…。
『手紙』の試写会 山田君は影のある役が続いていてこういう印象ついちゃってますが そういう役を出来る彼もいいと思うし、最近久々にウォーター ボーイズ見ましたがあの彼もいいですよ^^ でもこういう役のほうが精神的にはすごくしんどいかも なんて思ったり…山田君、このお話を演じてこんな周り(世間)と 言うものが冷たいのかって思ったらしい。 またこの映画でお兄さん役演じた玉山鉄二くんは初の 坊主頭で体重も4㌔減らしほとんど囚人服着ているシーンばかりで 夢の中でこの囚人服と同じ色の虫が口から出てくるのを 見てうなされた事があったそうです。 そこまで役者さんが入っちゃう映画。けして派手な演出もなく、 淡々と描かれているところが余計切なかったなぁ
加害者側の視点、被害者側の視点、第三者の視点。 いろいろな視点が見える映画でした。 自分がいつこのどの立場になるなんて分からない。 (ほんとはどの立場もなりたくないですよね…) でも「自分だったらどうする?」って自分の心に考えさせられる
お兄さんが手紙を書き続けることで家族・被害者が願う小さな願いを 壊していることもある
今の時代、いつでも好きなときにボタンひとつでメールが 送れる時代ですが手紙ってこんなに重いものなんだ・・・ こんな人の心を動かすモノなんだって言葉の重さも感じました。 書く勇気・出す勇気・待つ気持ち・受け取る気持ちすべての 気持ちが人を動かすんだなぁって。 ネット世界では感情のない言葉も飛び交っているのも事実です 相手が見えない分言葉も重いって言うのを気をつけておかないと いけないなぁ・・・
原作の本の中で弟の働く会社の社長が 「君が今受けている苦難もひっくるめて、君のお兄さんが犯した罪の刑なんだ」 「我々は君のことを差別しなきゃならないんだ。自分が罪を犯せば、家族をも苦しめる事になる -すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね」 って言葉があるんです。
すごい重い言葉です 感情的にはそれが正論なのかって言われたら反論しちゃいたい気もするけど これも事実なんです。 なんかどれが良くてどれが悪いかはわかなくなっちゃう
最近は凶悪な犯罪や低年齢化していく犯罪ばっかり 保険 こんな今だからこそ、たくさんの人にこんな映画のようなことを 考えてもらいたいなぁって思いました(もちろん自分自身も考えなおす)